エンジン01関連問題その1
ピストン・リングに起こる異常現象のうち、スティック現象に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
①ピストン・リングがリング溝と密着せずに浮き上がる現象をいう。
②シリンダ壁の油膜が切れる現象をいう。
③カーボンやスラッジによりピストン・リングが固着する現象をいう。
④ピストン・リングやシリンダの表面に引っかき傷ができる現象をいう。
解説
①ピストンのスピードが高すぎるときやリング溝の磨耗などにより溝の中でリングが浮き上がり上下する、これはフラッタ現象という。
②、④エンジンのオーバーヒートやオイルの劣化による油膜の保持力減少などにより、リングがシリンダに直接接触しシリンダに引っかき傷のようなものが入る。これをスカッフ現象という。
③カーボンやスラッジなどがリングとリング溝の中で固着し、リングが動かなくなる現象をスティック現象という。
解答 ③