問題 08
図に示すトランジスタの電流増幅回路において、電流増幅率が25のとき、定格電圧12Vのランプを定格点灯させるために必要なベース電流の最小値として、適切なものは次のうちどれか。ただし、バッテリ及び配線等の抵抗はないものとする。
①2mA
②12.5mA
③20mA
④50mA
解説
図の回路で可変抵抗値を変えることによってトランジスタのベース電流が変化する。
ベース電流を変えてトランジスタのコレクタ電流を変化させコレクタに直結されているランプを定格点灯させるということです。
定格点灯ということはランプは6Wとなっていて電圧はバッテリーの電圧がトランジスタを介して接続されているので12Vとなる。
ランプの定格点灯ということは6W/12Vとなり、電流は0.5A(500mA)となる。
コレクタに500mA流すためにはトランジスタの電流増幅率が25なので500mA/25とするとコレクタに500mA流れるときのベース電流が解る。
つまり20mAのベース電流を流すことにより、コレクタ電流は500mAとなり、ランプは
500mA×12Vの6Wの定格点灯することになる。
図解すると
6W=12V × 0.5A(500mA)
コレクタ電流(500mA)=20mA × 25(増幅率)
いまでは制御回路においてトランジスタはなくてはならない存在です。
解答 ③
以上