2015年10月 一覧

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エンジン問題07

問題 07

点火順序が1―5―3―6―2―4の4サイクル直列6シリンダ・エンジンに関する次の文章の(イ)~(ロ)に当てはまるものとして、適切なものは次のうちどれか。

第2シリンダが圧縮上死点のとき、燃焼行程中にあるのは(イ)で、この位置からクランクシャフトを回転方向に600°回転させたとき、バルブがオーバラップの上死点状態にあるのは(ロ)である。

 

①(イ)第3シリンダ(ロ)第1シリンダ

②(イ)第3シリンダ(ロ)第6シリンダ

③(イ)第6シリンダ(ロ)第1シリンダ

④(イ)第6シリンダ(ロ)第6シリンダ

 

 

 

 

解説

4サイクル直列6シリンダ・エンジンのクランクは以下のようになっている。

3

点火順序が1―5―3―6―2―4として第2シリンダが圧縮上死点のとき各シリンダの位置は

3-1

となり、問題で「第2シリンダが圧縮上死点のとき、燃焼行程中にあるのは」、つまり6番である。

また、「クランクを600度回転させる」と言うのは各シリンダのクランク角度が120度だから5つ移動するということになる。

つまり各シリンダの位置は

3-2

このようになり、「バルブがオーバラップの上死点状態」にあるのは排気上死点にある1番

言うことになる。

 

 

 

解答 ③

 

以上

 

 

 

 

 


エンジン問題06

問題 06

エンジンから発生するノッキングを防止するための対策として、不適切なものは次うちどれか。

 

①冷却装置の改良により、冷却水温度の上昇防止を図る

②プラグの位置を燃焼室の中心付近にすることで、火炎伝播距離の短縮を図る。

③点火装置の改良により、点火時期の進み過ぎの防止を図る。

④燃焼室形状を工夫し、混合気に過流を与え、火炎伝播速度を低く(遅く)する。

 

 

 

 

解答 ④

 

 

解説

①、②、③は正しい文章です。

冷却水の温度上昇はノッキングの発生原因になります。
エンジンが過熱すると燃焼ガスの温度が上がり、異常燃焼などが起きやすくなる。

燃焼室に入った燃焼ガスがすべて均等に早く燃焼を済ませることでノッキングの発生を抑えることができる。

点火時期が進み過ぎるとノッキングを起こす。
最近はノックセンサーによりノッキングが起こる前に点火時期を遅らせることによりノッキングは起こさないようになっている。

④燃焼ガスに過流を与えることにより燃焼速度は早くなる。
つまりノッキングは起きにくくなる。
低く(遅く) → 高く(早く)

 

 

以上

 


法令問題05

問題05

「道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目に定める告示」に照らし、最高速度が100km/hの小型四輪自動車の前照灯等の基準に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

①走行用前照灯の数は、1個又は2個であること。

②走行用前照灯の数は、2個又は4個であること。

③すれ違い用前照灯の数は、1個又は2個であること。

④すれ違い用前照灯の数は、2個又は4個であること。

 

 

 

解答 ②

 

 

解説

 

前照灯等
第198条
3項・・・・・一 走行用前照灯の数は、2個又は4個であること。ただし・・・・

7項・・・・・一 すれ違い用前照灯の数は、2個であること。ただし・・・・

 

詳しくはここを参考にしてください。

http://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_198_00.pdf

 

 

以上


法令問題04

問題04

「自動車点検基準」の「自家用乗用自動車等の定期点検基準」に照らし、1年ごとに必要な点検項目として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①バッテリの液量が適当であること

②制動装置のブレーキ・ペダルの遊び及び踏み込んだときの床板とのすき間

③かじ取り装置のパワー・ステアリング装置のベルトの緩み及び損傷

④原動機の潤滑装置の油漏れ

 

 

解答  ①

 

 

解説

「自動車点検基準」には日常点検と定期点検基準がある。
①は日常点検に入り、そのほかは定期点検基準に入る。

 

別表第二 (自家用乗用自動車等の日常点検基準)

 

点検箇所 点検内容
1 ブレーキ 1 ブレーキ・ペダルの踏みしろが適当で、ブレーキのききが十分であること。
2 ブレーキの液量が適当であること。
3 駐車ブレーキ・レバーの引きしろが適当であること。
2 タイヤ 1 タイヤの空気圧が適当であること。
2 亀裂及び損傷がないこと。
3 異状な摩耗がないこと。
4 溝の深さが十分であること。
3 バッテリ 液量が適当であること。
4 原動機 1 冷却水の量が適当であること。
2 エンジン・オイルの量が適当であること。
3 原動機のかかり具合が不良でなく、かつ、異音がないこと。
4 低速及び加速の状態が適当であること。
5 灯火装置及び方向指示器 点灯又は点滅具合が不良でなく、かつ、汚れ及び損傷がないこと。
6 ウインド・ウォッシャ及びワイパー 1 ウインド・ウォッシャの液量が適当であり、かつ、噴射状態が不良でないこと。
2 ワイパーの払拭状態が不良でないこと。
7 運行において異状が認められた箇所 当該箇所に異状がないこと。

 

 

自家用自動車の定期点検基準は項目が多いのでここでは割愛するが以下のサイトに詳しく掲載されているので参考にしてほしい。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26F03901000070.html

 

以上


法令問題03

問題03

「道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目に定める告示」に照らし、長さ4.20m、幅1.50m、乗車定員5人の小型四輪自動車の後退灯の基準に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

①後退灯の数は、1個又は2個であること。

②後退灯は、その照明部の上縁の高さが地上1.8m以下、下縁の高さが0.2m以上となるように取り付けられなければならない。

③後退灯の灯光の色は、白色又は赤色であること。

④後退灯は、昼間にその後方200mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、その照射光線は、他の交通を妨げないものであること。

 

 

 

解答 ①

 

 

 

解説

 

①後退灯の数は、1個又は2個であること。
後退灯は、3つ以上取り付けることはできない。となっています。

 

②後退灯は、その照明部の上縁の高さが地上1.8m以下、下縁の高さが0.2m以上となるように取り付けられなければならない。

これは間違いで、

後退灯は、その照明部の上縁の高さが地上1.2m以下、下縁の高さが0.25m以上となるように取り付けなければならない。
が正しい。

 

③後退灯の灯光の色は、白色又は赤色であること。

これは間違いで、

後退灯の灯光の色は、白色であること。
が正しい。

 

④後退灯は、昼間にその後方200mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、その照射光線は、他の交通を妨げないものであること。

これは間違いで、

後退灯は、昼間にその後方100mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、その照射光線は、他の交通を妨げないものであること。
が正しい。

 

以上