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エンジン問題09

問題09

電子制御式スロットル装置に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①電子制御式スロットル・システムのスロットル・ポジション・センサは、スロットル・バルブ・シャフトの同軸上に取り付けられ、スロットル・バルブの開度を検出している。

②スロットル・モータには、応答性がよく消費電力が少ない直流モータが使用されている。

③制御モードがスノー・モードのときは、滑りやすい路面でも良好な操縦性を確保するため、アクセル・ペダルを踏み込んでも通常モードに比べてスロットル・バルブが大きく開かないように制御している。

④一般に電子制御式スロットル・システムのアイドル回転速度制御は、ISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)で行っている。

 

 

解説

 

①、② スロットルポジションセンサーはスロットルバルブの軸に直結している。

図の中でスロットルモーターは直流モーター(DCモーター)が使用されている。

電子制御式スロットルバルブ図

 

③スノーモードでは急激に大きなトルクが車輪に伝わらないようにアクセルの踏み込み量に対して少なめに緩慢に開くようになっている。

 

④ISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)は通常のスロットルボディーでスロットルが閉じている状態でエンジンに負荷などの変化により回転数に変化が起こったときECUにより、スロットルバルブとは違う通路を通って空気が送り込まれる。吸入空気量が増えるのでECUは燃料を増量し回転数が上がる。

しかし、電子制御式スロットルバルブではECUが直接スロットルバルブの開閉を微調整してエンジン回転数を調整しているのでISCVは必要としない

 

 

解答 ④

 

 

 


エンジン問題08

問題 08

図に示すトランジスタの電流増幅回路において、電流増幅率が25のとき、定格電圧12Vのランプを定格点灯させるために必要なベース電流の最小値として、適切なものは次のうちどれか。ただし、バッテリ及び配線等の抵抗はないものとする。

電流増幅

①2mA

②12.5mA

③20mA

④50mA

 

 

解説

図の回路で可変抵抗値を変えることによってトランジスタのベース電流が変化する。
ベース電流を変えてトランジスタのコレクタ電流を変化させコレクタに直結されているランプを定格点灯させるということです。

定格点灯ということはランプは6Wとなっていて電圧はバッテリーの電圧がトランジスタを介して接続されているので12Vとなる。
ランプの定格点灯ということは6W/12Vとなり、電流は0.5A(500mA)となる。

コレクタに500mA流すためにはトランジスタの電流増幅率が25なので500mA/25とするとコレクタに500mA流れるときのベース電流が解る。
つまり20mAのベース電流を流すことにより、コレクタ電流は500mAとなり、ランプは
500mA×12Vの6Wの定格点灯することになる。

図解すると

電流増幅-1

6W=12V × 0.5A(500mA)

コレクタ電流(500mA)=20mA × 25(増幅率)

いまでは制御回路においてトランジスタはなくてはならない存在です。

 

解答 ③

 

 

以上

 

 


エンジン問題07

問題 07

点火順序が1―5―3―6―2―4の4サイクル直列6シリンダ・エンジンに関する次の文章の(イ)~(ロ)に当てはまるものとして、適切なものは次のうちどれか。

第2シリンダが圧縮上死点のとき、燃焼行程中にあるのは(イ)で、この位置からクランクシャフトを回転方向に600°回転させたとき、バルブがオーバラップの上死点状態にあるのは(ロ)である。

 

①(イ)第3シリンダ(ロ)第1シリンダ

②(イ)第3シリンダ(ロ)第6シリンダ

③(イ)第6シリンダ(ロ)第1シリンダ

④(イ)第6シリンダ(ロ)第6シリンダ

 

 

 

 

解説

4サイクル直列6シリンダ・エンジンのクランクは以下のようになっている。

3

点火順序が1―5―3―6―2―4として第2シリンダが圧縮上死点のとき各シリンダの位置は

3-1

となり、問題で「第2シリンダが圧縮上死点のとき、燃焼行程中にあるのは」、つまり6番である。

また、「クランクを600度回転させる」と言うのは各シリンダのクランク角度が120度だから5つ移動するということになる。

つまり各シリンダの位置は

3-2

このようになり、「バルブがオーバラップの上死点状態」にあるのは排気上死点にある1番

言うことになる。

 

 

 

解答 ③

 

以上

 

 

 

 

 


エンジン問題06

問題 06

エンジンから発生するノッキングを防止するための対策として、不適切なものは次うちどれか。

 

①冷却装置の改良により、冷却水温度の上昇防止を図る

②プラグの位置を燃焼室の中心付近にすることで、火炎伝播距離の短縮を図る。

③点火装置の改良により、点火時期の進み過ぎの防止を図る。

④燃焼室形状を工夫し、混合気に過流を与え、火炎伝播速度を低く(遅く)する。

 

 

 

 

解答 ④

 

 

解説

①、②、③は正しい文章です。

冷却水の温度上昇はノッキングの発生原因になります。
エンジンが過熱すると燃焼ガスの温度が上がり、異常燃焼などが起きやすくなる。

燃焼室に入った燃焼ガスがすべて均等に早く燃焼を済ませることでノッキングの発生を抑えることができる。

点火時期が進み過ぎるとノッキングを起こす。
最近はノックセンサーによりノッキングが起こる前に点火時期を遅らせることによりノッキングは起こさないようになっている。

④燃焼ガスに過流を与えることにより燃焼速度は早くなる。
つまりノッキングは起きにくくなる。
低く(遅く) → 高く(早く)

 

 

以上

 


法令問題05

問題05

「道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目に定める告示」に照らし、最高速度が100km/hの小型四輪自動車の前照灯等の基準に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

①走行用前照灯の数は、1個又は2個であること。

②走行用前照灯の数は、2個又は4個であること。

③すれ違い用前照灯の数は、1個又は2個であること。

④すれ違い用前照灯の数は、2個又は4個であること。

 

 

 

解答 ②

 

 

解説

 

前照灯等
第198条
3項・・・・・一 走行用前照灯の数は、2個又は4個であること。ただし・・・・

7項・・・・・一 すれ違い用前照灯の数は、2個であること。ただし・・・・

 

詳しくはここを参考にしてください。

http://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_198_00.pdf

 

 

以上