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工学・整備機器問題04

問題04

ボデーやフレームなどに用いられている塗料の成分のうち、溶剤に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

①塗膜に着色などを与える。

②顔料と樹脂の混合を容易にする働きをする。

③顔料と顔料をつなぎ、塗膜に光沢や硬さなどを与える。

④塗装の仕上がりなどの作業性や塗料の安定性を向上させる。

 

 

解答 ②

 

 

解説

 

①「塗膜に着色などを与える」これは顔料の説明です。
顔料は、着色に用いる粉末で水や油に不溶のもの

②正しい文章
溶剤とは物質を溶かすのに用いる液体

③「顔料と顔料をつなぎ、塗膜に光沢や硬さなどを与える」これは樹脂の説明です。

④「塗装の仕上がりなどの作業性や塗料の安定性を向上させる」これは添加剤の説明文です。

 

以上


工学・整備機器問題03

問題03

ねじとベアリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①「M10×1.25」と表されるおねじの外径は10mmである。

②ローリング・ベアリングのうち、ラジアル・ベアリングには、ボール型、ニードル・ローラ型、テーパ・ローラ型があり、トランスミッションなどに用いられている。

③セルフロッキング・ナットは、ナットの一部に戻り止めを施し、ナットが緩まないようにしている。

④プレーン・ベアリングのうち、つば付き半割り型プレーン・ベアリングは、ラジアル方向とスラスト方向(軸と同じ方向)の力を受ける構造になっている。

 

 

解答  ②

 

 

解説

①「M10×1.25」と表されるおねじの外径は10mmである。
これはその通りであり、ねじの山の外径(直径10mm)をM10という。

②ローリング・ベアリングのうち、ラジアル・ベアリングには、ボール型、ニードル・ローラ型、テーパ・ローラ型があり、トランスミッションなどに用いられている。

これが間違いの文章でテーパ・ローラ型をシンドリカル・ローラ型に置き換えると正しい文章になる。
テーパ・ローラー型ベアリングはハブ・ベアリングなどに使用されている。

③セルフロッキング・ナットは、ナットの一部に戻り止めを施し、ナットが緩まないようにしている。緩み止めナットとも言い、ナイロンやフリクションリング等を使って摩擦抵抗などにより戻り止めにしている。

④プレーン・ベアリングのうち、つば付き半割り型プレーン・ベアリングは、ラジアル方向とスラスト方向(軸と同じ方向)の力を受ける構造になっている。
この文章はそのまま正しい文章です。

 

以上


工学・整備機器問題02

問題02

図に示す電気回路において、次の文章の(    )に当てはまるものとして、適切なものはどれか。ただし、バッテリ及び配線等の抵抗はないものとする。

12V用の電球を12Vの電源に接続したときの抵抗が6Ωである場合、この状態で3時間使用したときの電力量は(    )である。

 

電気回路01

①6Wh

②9Wh

③24Wh

④72Wh

 

解答 ④

 

 

解説

単純な回路なので基本に忠実に解いてみましょう。

E=IR から I=2A
P=EI から P=24W
電力量は =P × 時間  だから 電力量=24×3h = 72Wh となる。

直接求めるなら

P=IE  E=IR から I=E/R  となり  P=IR に I の所に I=E/R を代入すると
P=E/R×E となり P=E×E/R  になる。 更に電力量=P×h だから

数値を入れると Ph=12×12/6 ×3  計算すると Ph=144/6×3   Ph=144/2  Ph=72Whとなる。

 

以上

 


工学・整備機器問題01

問題01

自動車の材料に用いられている鉄鋼に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①炭素鋼は、硬鋼と軟鋼に大別され、硬鋼は軟鋼より炭素を含む量が少ない。

②球状黒鉛鋳鉄は、普通鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化するためにマグネシウムなどの金属を加えたもので、クランクシャフトなどに使用されている

③合金鋳鉄は、普通鋳鉄にクロム、モリブデン、ニッケルなどの金属を一種類又は数種類加えたもので、カムシャフトやシリンダ・ライナなどに使用されている。

④普通鋳鉄は、破断面がねずみ色で、フライホイールやブレーキ・ドラムなどに使用されている。

 

 

解答 ①

 

 

解説

① これが解答です。
炭素鋼は、硬鋼と軟鋼に大別され、硬鋼は軟鋼より炭素を含む量が多い
炭素の含有量が多いほど鋼は硬くなる。

②球状黒鉛鋳鉄は、普通鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化するためにマグネシウムなどの金属を加えたもので、クランクシャフトなどに使用されている

③合金鋳鉄は、普通鋳鉄にクロム、モリブデン、ニッケルなどの金属を一種類又は数種類加えたもので、カムシャフトやシリンダ・ライナなどに使用されている。

④普通鋳鉄は、破断面がねずみ色で、フライホイールやブレーキ・ドラムなどに使用されている。

 

以上

 

 


シャシ問題05

問題05

CAN通信システムに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

①CAN_H、CAN_L とも2.5Vの状態をレセシブとよび、 CAN_H が3.5V、CAN_L が1.5Vの状態をドミナントとよんでいる。

②CAN通信システムは、CANバス上のデータを必要とする複数のECUが同時にデータ・フレームを受信することができない。

③”バス・オフ”状態とは、エラーを感知した結果、リカバリが実行され、エラーが解消されて通信を再開した状態をいう

④一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続され、耐ノイズ性にも影響はないが、ダイアグノーシス・コードが出力されることがある。

 

 

 

解答 ①

 

 

解説

①は正しい文章である。
CANは耐ノイズ性の強化を考慮して設計され、相互接続された機器間のデータ転送に使われる規格。
通常は2本の通信線から成り、電圧の差動によって信号が送信される。双方の線にいくらかの電圧が加わっても電圧の差には大きな変化がないので、ノイズに強いという性質がある。

②CAN通信システムは、CANバス上のデータを必要とする複数のECUが同時にデータ・フレームを受信することができる。ただし、データには優先順位を決めて受信するようになっている。

③バス・オフ状態とは、エラーを感知した結果、リカバリが実行され、エラーが解消されずに通信を停止した状態を言うをいう。とすれば正しい文章になる。
この場合もダイアグノーシス・コードが出力されることがある。

④一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続され、耐ノイズ性が低下する
とすれば正しい文章になる。

 

 

CANについては非常に情報が多いので非常に詳しく説明したサイトがありますのでこちらでじっくり勉強してください。

http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/kw/can_basic.html

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