問題
下表に示すアルミニウムの線が0℃から50℃になったときの伸びた長さとして、適切なものは次のうちどれか。
①0.23mm
②1.15mm
③11.5mm
④23.0mm
解説
線膨張係数は1℃上昇について0.000023ということである。
0℃~50℃までということだから
0.000023×50=0.00115となる
それに線の長さを掛けるのだが、単位に注意!
10m=10000mmだから
0.00115×10000mm=11.5mm
となる。
解答 ③
2級ガソリン自動車の国家試験の解答・解説を重点に特化したサイトです。疑問に思う問題を見つけて解説をよく読んで理解してください。
くまモン応援隊一覧
問題
下表に示すアルミニウムの線が0℃から50℃になったときの伸びた長さとして、適切なものは次のうちどれか。
①0.23mm
②1.15mm
③11.5mm
④23.0mm
解説
線膨張係数は1℃上昇について0.000023ということである。
0℃~50℃までということだから
0.000023×50=0.00115となる
それに線の長さを掛けるのだが、単位に注意!
10m=10000mmだから
0.00115×10000mm=11.5mm
となる。
解答 ③
問題
合成樹脂と複合材に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
①FRM(繊維強化金属)は、エンジンのピストンやコンロッドの一部に使用されている。
②FRPのうち、GFRP(ガラス繊維強化樹脂)は、不飽和ポリエステルをマット状のガラス繊維に浸透させて成形したものである。
③熱硬化性樹脂は、加熱すると硬くなり、急激に冷却すると軟らかくなる樹脂である。
④熱可塑性樹脂は、加熱すると軟らかくなり、冷えると硬くなる樹脂である。
解説
①FRMとは?
アルミニウムやチタン中に,強度や弾性が優れたボロン,タングステン,アルミナ,炭化ケイ素などを繊維状に複合した材料。
FRMは軽量で、耐摩耗性、耐熱性に優れているのでコンロッドやピストンに用いられている。
②FRPはガラス繊維に不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂を樹脂を脱泡しながら多重積層していくことが多い。エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂を使用する場合もある
③熱硬化性樹脂とは?
プラスチックは一般に加熱すると軟らかくなり加工出来るようになるが、そのまま加熱を続けると化学反応を起こして硬化するプラスチックを熱硬化性樹脂と言う。
一度硬化した熱硬化性樹脂プラスチックは、再度加熱をしても、変形・溶解、軟化しない特性を持っています。
④熱可塑性樹脂とは?
加熱することで軟化し成形できるようになり,冷却すると固化する特性がある樹脂。
冷却だけで固化するため成形速度 が速くコストが安い。
解答 ③
問題
前進4段の電子制御式A/Tのトルク・コンバータに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
①クラッチ・ポイントの速度比は、一般に0.8~0.9程度である。
②トルク比は、タービン・ランナが停止(速度比ゼロ)しているときが最大である。
③カップリング・レンジでは、トルクの増大作用は行われない。
④コンバータ・レンジでは、速度比に比例して伝達効率が上昇する。
解説
図を見てください。
①はクラッチポイントから下へ垂線を引くと速度比は0.8~.09となる。
②速度比が0のとき「t」の線を見ると最大を示しおよそ2.1程度である。
③カップリングレンジの範囲では「t」線を見ると水平に伸びてトルクの増大は見られない。
④コンバータレンジの範囲では伝達効率「η」は直線の比例線とは違いカーブを描いていて速度比の小さい範囲では急激に上昇している。
したがって「速度比に比例して」ではない。
解答 ④
問題
トルク・コンバータの性能に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
①トルク比は、速度比がゼロのとき最大である。
②カップリング・レンジにおけるトルク比は、2.0~2.5である。
③トルク比は、タービン軸トルクをポンプ軸トルクを除して求めることができる。
④速度比がゼロからクラッチ・ポイントまでの間をコンバータ・レンジという。
解説
トルクコンバータの性能は次の図を見て考えましょう。
①トルク比は、速度比がゼロのとき最大である。
正しい文である。このときのトルク比をストールトルク比といい、だいたい1.7~2.7位である。
②カップリング・レンジにおけるトルク比は、2.0~2.5である。
これは間違った文章である。
クラッチポイントより右をカップリングレンジといい、そのときのトルク比は2.0~2.5ではなくトルク比は1.0である。
③トルク比は、タービン軸トルクをポンプ軸トルクを除して求めることができる。
この文章は正しい文章である。
入力軸のトルクで出力軸のトルクを割ったものをトルク比という。
④速度比がゼロからクラッチ・ポイントまでの間をコンバータ・レンジという。
この文章は正しい文章である。
速度比ゼロからクラッチポイントをコンバータレンジといい、クラッチポイントより後をカップリングレンジという。
コンバータレンジではトルクの増大があるがカップリングレンジではトルクの増大はなく、トルク比は1である。
解答 ②
図の参照元:
https://www.google.co.jp/search?q=at%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BF&sa=X&rlz=1C1VFKB_enJP610JP612&espv=2&biw=1280&bih=852&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ved=0CDAQsARqFQoTCNrNkNf15MgCFaMYpgod4ekNzg#tbm=isch&q=%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E6%AF%94&imgrc=PwojjaUvvTsFkM%3A
問題
前進4段の電子制御式ATのトルク・コンバータに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
①コンバータ・レンジでは、速度比に比例して伝達効率が上昇する。
②カップリング・レンジでは、トルクの増大作用は行われない。
③クラッチ・ポイントの速度比は、一般に0.8~0.9程度である。
④トルク比は、タービン・ランナが停止(速度比ゼロ)しているときが最大である。
解説
電子制御式ATのトルク・コンバータについて次の図を見てみると
①コンバータ・レンジでは、速度比に比例して伝達効率が上昇する。
とはならず、途中から上昇が緩慢になり、やがて下降気味になる。
②カップリング・レンジでは、トルクの増大作用は行われない。
クラッチポイントからカップリングレンジに入ると横ばいとなりトルクの増大は行われない。
③クラッチ・ポイントの速度比は、一般に0.8~0.9程度である。
その通り、クラッチポイントの速度比は約0.8~0.9程度である。
④トルク比は、タービン・ランナが停止(速度比ゼロ)しているときが最大である。
速度比ゼロのときが一番トルクは大きく平均で1.7~2.7くらいである。
速度比ゼロのときのトルク比をストールトルク比という。
解答 ①
画像参照:
https://www.google.co.jp/search?q=at%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BF&sa=X&rlz=1C1VFKB_enJP610JP612&espv=2&biw=1280&bih=852&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ved=0CDAQsARqFQoTCNrNkNf15MgCFaMYpgod4ekNzg#imgdii=ykpCQ0pbK1LoAM%3A%3BykpCQ0pbK1LoAM%3A%3BKCxDldKnfj7GIM%3A&imgrc=ykpCQ0pbK1LoAM%3A