くまモン応援隊 一覧

スポンサーリンク

2Gシャシ問題03(電子制御式A/T)の関連問題

問題

前進4段の電子制御式A/Tのコントロール・バルブの機能に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①プレッシャ・レギュレータ・バルブは、オイル・ポンプで発生する油圧を走行状態に応じた最適な圧力(ライン・プレッシャ)に調整する。

 

②二つのシフト・バルブを組み合わせることで、車速やスロットル・バルブ開度などの運転状態により、1速を除いた、2速から4速までを自動変速させている。

 

③オーバラン・クラッチ・コントロール・バルブは、4速でブレーキ・バンド作動時にオーバラン・クラッチが同時に作動しないように油路を切り替えている。

 

④マニュアル・バルブは、シフト・レバーの動きに応じてライン・プレッシャをクラッチなどに導き、各レンジの切り替えを行っている。

 

 

 

解説

①、③、④ これらはすべて正しい文章です。

 

②二つのシフト・バルブを組み合わせることで、車速やスロットル・バルブ開度などの運転状態により、1速から4速までを自動変速させている。

とすれば正しい文章となる

 

解答 ②

 


2Gシャシ問題02(ベルト式無段変速機)の関連問題その1

問題

ベルト式無段変速機(CVT)を用いたロックアップ機構付き電子制御式ATに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①プライマリ・プーリ及びセカンダリ・プーリには、それぞれ傾斜面をもつシャフトと可動シーブ及び可動シーブ背面に油圧室を設けている。

 

②スチール・ベルトは、エレメントの引っ張り作用によって動力が伝達されている。

 

③プーリ比(変速比)は、プライマリ・プーリの可動シーブ背面の油圧室に油圧を掛け、プーリの溝幅を変化させることで制御している。

 

④スチール・ベルトは、多数のエレメントと多層のスチール・バンド2本で構成されている。

 

 

 

解説

前後のプーリの径の変化により回転が変速する。
そのプーリの径を変化させるのは油圧によりプーリの幅を変えている。
また、スチールベルトは多層のスチールバンドに多数のエレメントを並べてそのエレメントをプーリで圧力を掛け回転を伝えている。

 

CVT

 

ゴム式とスチール式の大きな違いはゴム式がゴムとプーリの摩擦力と張力を利用しているのに対し、スチール式はコマと呼ばれるエレメントとプーリの押力により動力を伝えている。

問題で①、③、④ は正しい文章です。

 

 

解答 ②  不適切な文章です。

 

 

画像参照:http://tirenaviosaka.blog.fc2.com/blog-category-3.html

 

 

 


2Gシャシ問題01(油圧式パワー・ステアリング)の関連問題その1

問題

油圧式パワー・ステアリングのベーン型オイル・ポンプに関するする記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①規定値以上の送油量及び送油圧力にならないように、それぞれフロー・コントロール・バルブ及びプレッシャ・リリーフ・バルブを備えている。

 

②ハンドルの操舵抵抗が大きくなるとオイル・ポンプの吐出圧力(負荷)も増大する。

 

③吐出圧力により軸受けに掛かる荷重が平均化されるので、バランス型オイル・ポンプとも呼ばれている。

 

④吸入口、吐出口は回転軸に対して対象位置にそれぞれ3個所設けてあり、1回転当たり3回分のポンプ作用を行っている。

 

 

 

解説

油圧式パワー・ステアリングのベーン型オイル・ポンプは図のような形をしており、吸入口が二つ吐出口が二つ設けられている。

ベーンポンプ

ロータに組み込まれたベーンが回転による遠心力でカム・リング壁に押し付けられて回転し、その空間にできる容積の変化による吸入と吐出が行われる。
吐出圧力による大きな変化が少ないのでバランス型オイルポンプとも呼ばれている。

本体と別にフロー・コントロール・バルブプレッシャー・リリーフ・バルブが設けられており、フロー・コントロール・バルブは回転が上がり流量が増えすぎないように規定量に達したらリザーバ・タンクへ戻すようになっている。
プレッシャー・リリーフ・バルブは油圧が規定値以上に上昇しないように制御している。

 

 

解答 ④


2Gシャシ問題10(ホイール・アライメント)

問題

ホイール・アライメントに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

①プラス・キャスタの角度を大きくしていくと、ハンドルの操舵は軽くなる。

 

②フロント・ホイールを横方向から見て、キング・ピンの頂部が、進行方向(前進)に対して後方に傾斜しているものをマイナス・キャスタという。

 

③キャンバ・スラストは、キャンバ角が大きくなるに伴い増加する。

 

④一般にキング・ピンは、内側に傾けて取り付けられており、その中心線と鉛直線のなす角度をセット・バック角という。

 

 

解説

①この文章は不適切で
「プラス・キャスタの角度を大きくしていくと、ハンドルの操舵は重くなる」
で適切な文章になる。

 

②この文章は不適切で
「フロント・ホイールを横方向から見て、キング・ピンの頂部が、進行方向(前進)に対して後方に傾斜しているものをプラス・キャスタという」
で適切な文章になる。

 

③この文章は適切な文章です。
キャンバ角が大きいとタイヤの設置部が変形し横方向へ動こうとするキャンバスラストが発生する。

 

④この文章は不適切で
「一般にキング・ピンは、内側に傾けて取り付けられており、その中心線と鉛直線のなす角度をキングピン・傾斜角という。」
で適切な文章になる。

 

 

 

解答 ③

 

 

 


2Gシャシ問題09(アクスル及びサスペンション)

問題

ボデーの搖動のうち、ローリングに関する記述として、不適切なものは次うちどれか。

 

 

①シャシ・スプリングのばね定数を大きくするほど、ローリングの角度は小さくなる。

 

②一般に、車軸懸架式のサスペンションに比べて独立懸架式のサスペンションの方が、ロール・センタの位置は高い。

 

③左右のシャシ・スプリングの取り付け位置の間隔を広くするほど、ローリングの角度は小さくなる。

 

④ロール・センタを一定とした場合、重心が低い自動車に比べて高い自動車の方がローリングの角度は大きくなる。

 

 

 

解説

①ばね定数を大きくするということはばねが硬くなるということで硬いばねだと車は傾かなくなる。つまりロールしなくなる。
正しい文章です。

②「一般に、車軸懸架式のサスペンションに比べて独立懸架式のサスペンションの方が、ロール・センタの位置は低い。」
こうすれば文章は正しい文章に変わる。

③左右の幅が広ければ横に傾くのは少なくなる。つまりロールしにくくなる。
正しい文章です。

④車の重心が高いと回転するエネルギーが大きくなり、横に傾く。つまりロールがしやすくなる。
正しい文章です。

 

 

解答 ②