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2Gエンジン問題03コンロッドベアリングの関連問題その3

コンロッドベアリングの関連問題その3

 

コンロッド・ベアリングに要求される性質のうち、耐疲労性に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

①ベアリングとクランクシャフト・ピンとに金属接触が起きた場合、ベアリングが焼き付きにくい性質をいう。

 

②ベアリングに繰り返し荷重が加えられても、その機械的性質が変化しにくい性質をいう。

 

③ベアリングをクランクシャフト・ピンに組み付けた場合に、最初は当たりが幾分悪くてもすぐにクランクシャフト・ピンになじむ性質をいう。

 

④異物などをベアリングの表面に埋め込んでしまう性質をいう。

 

 

 

 

解説

①これは非焼付性という。

 

②これが耐疲労性である。

 

なじみ性という。

 

埋没性という。

 

 

 

解答 ②

 

 


2Gエンジン問題03コンロッドベアリングの関連問題その2

コンロッドベアリングの関連問題その2
コンロッド・ベアリングに要求される性質に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①非焼き付き性とは、ベアリングとクランク・ピンとに金属接触が起きた場合に、ベアリングが焼き付きにくい性質をいう。

②埋没性とは、ベアリングに繰り返し荷重が加えられても、その機械的性質が変化しにくい性質をいう。

③なじみ性とは、ベアリングをクランク・ピンに組み付けた場合に、最初は当たりが幾分悪くてもすぐにクランク・ピンになじむ性質をいう。

④耐食性とは、酸などにより腐食されにくい性質をいう。

 

 

 

解説

①適切な文章です。
非焼付性とは油膜が切れた場合でもすぐに焼き付きを起こさないように摩擦係数が小さくなるように工夫している。

不適切な文章です。
繰り返し荷重が加えられても機械的性質が変化しない性質とは耐疲労性という。
埋没性とは金属片やスラッジがシャフトとベアリングの間に入ってきた場合逃げ場がないとシャフトに傷が入ってしまう。
金属片やスラッジをベアリングの中に埋め込んでしまう性質のことを埋没性という。

③適切な文章です。
なじみ性とは新しいベアリングをシャフトに取り付けた場合シャフトの形になじんでいないベアリングをできるだけ早く、シャフトの微妙な個性的な形に合わせることを言う。

④適切な文章です。
耐食性とは腐食に耐えることを言う。

 

 

 

 

解答 ②

 

 

 

 

 

 

 


2Gエンジン問題03コンロッドベアリングの関連問題その1

コンロッドベアリングの関連問題その1

コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

 

①アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の低いものは、高いものに比べてオイル・クリアランスを大きくする必要がある。

 

②トリメタル(三層メタル)は、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

 

③アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに40~50%のすずを加えた合金である。

 

④クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。

 

 

 

解答

 

①これはすずの含有率が低いものではなく高いものとすると正しい文章になる。

なぜすずの含有率が高いものはオイルクリアランスを大きくする必要があるのか、それは、すずの含有率の高いものはなじみ性や耐摩耗性には優れているが、熱膨張率が大きいので、オイルクリアランスを大きくしないといけないのである。

 

トリメタル(三層メタル)は、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

これは正しい文章でその通りである。

 

③アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに1020%のすずを加えた合金である。

とすれば正しい文章となる。

 

クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。

これはクラッシュハイトが小さい場合である。

逆に大きすぎる場合はベアリングが波打って局部的に強く接触し、ベアリングの早期破損の原因になる。
クリアランスの測定はプラスチゲージと呼ばれる細いプラスチックの糸のようなものをジャーナルとベアリングの間に挟んで規定トルクでキャップを締め付けてそのゲージの圧縮状態で隙間を確認できる。おおよそ5μm位だと思えばよい。

 

 

解答 ②


2G国家試験エンジン問題02の関連問題その3

エンジン問題02の関連問題その3

点火時期制御の必要性について、次の文章の(  )に当てはまるものとして、適切なものはどれか。

一般に,クランク角度で上死点後約10°のときにシリンダ内の燃焼圧力が最大になればエンジンの出力も最大になるので、エンジン回転速度が(  )必要がある。

 

 

①低いときは点火時期を早める

 

②変っても点火時期を一定に保つ

 

③高いときは点火時期を早める

 

④高いときは点火時期を遅くする

 

 

 

解説

 

エンジンが回転しているときその回転は一定ではない。
ゆっくりした回転のときや高速で回転するときなど変化に富んでいる。
でも、ガソリンの気化した燃焼ガスが引火して燃焼が最高点に達するまでの時間はほぼ一定である。
ということは同じタイミングで点火すると燃焼が最高点になるときがバラバラになる。
そこで燃焼の圧力がピストンに伝わり、エンジンの出力を最高の状態に維持するためには、点火時期を変化させる必要がある。
問題は
一般に,クランク角度で上死点後約10°のときにシリンダ内の燃焼圧力が最大になればエンジンの出力も最大になるので、エンジン回転速度が(  )必要がある。
の(   )の中に入れる適切な言葉は「エンジン回転速度が(高いときは点火時期を早める)必要がある。」となる。

 

 

解答 ③

 

 

 

 


2G国家試験エンジン問題02の関連問題その2

エンジン問題02の関連問題その2

 

エキゾースト・バルブから排出されるNOxの低減策に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①減速時、排気系統への空気導入により、未燃焼ガスの燃焼を促進させると共に、触媒により酸化促進を図る。

 

②バルブ・タイミングの変更や、EGR装置を使って、不活性な排気ガスを一定量だけ吸気側に導入し、最高燃焼ガス温度を下げる。

 

③燃焼室の形状を改良し、混合気に渦流等を与えることで燃焼を速め、最高燃焼ガス温度の時間を短くする。

 

④空燃比制御装置により、理論空燃比付近の狭い領域に空燃比を制御し、理論空燃比領域で有効に作用する三元触媒を使って排気ガス中のNOxを還元する。

 

 

 

解説

① これは減速時制御装置といい、HC,COの低減装置のことである。

 

② Noxの発生過程は内燃機関において高温、高圧の元で完全燃焼すると発生する。
したがって高温にならないように燃焼ガスの一部を吸入装置に還元し不活性ガスを混合気に加え燃焼温度を下げることによりNOxを低減させる。EGR還元装置という。

 

③混合気に過流(スワール)を与えることにより燃焼速度を上げる。短い時間で燃えてしまうことにより燃焼温度が上がらない。

 

④三元触媒を使うことでCO,HC,NOxを低減する。
しかし、三元触媒をうまく活用するには吸入混合気の混合比を狭い範囲に収めなければならず、コンピューターによるシビアな調整が必要となる。