問題05
吸排気装置の過給機に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
①ルーツ式のスーパ・チャージャでは、過給圧が規定値になると、過給圧の一部を吸入側へ逃がし、過給圧を規定値に制御するエア・バイパス・バルブが設けられている。
②ルーツ式のスーパ・チャージャでは、ロータ1回転につき1回の吸入・吐出が行われる。
③ターボ・チャージャに用いられているコンプレッサ・ホイールの回転速度は、タービン・ホイールの回転速度の2倍である。
④ターボ・チャージャは、タービン・ハウジング、タービン・ホイール、コンプレッサ・ハウジング、コンプレッサ・ホイール及びドライブ・ギヤなどで構成されている。
解答 ①
解説
①が正解でエンジンの回転が上昇するとともに加給圧も上昇する。加給圧が規定値を超えないようにエア・バイパス・バルブによって圧力を逃がすようになっている。
②ルーツ式のスーパ・チャージャでは、ロータ1回転につき1回の吸入・吐出が行われるとなっていますが実際はロータ1回転につき4回吸入・吐出が行われるが正しい答えです。
③ターボ・チャージャに用いられているコンプレッサ・ホイールはタービンホイールと同軸上に固定されているので同回転数となる。
④ターボ・チャージャーの構成部品はタービン・ハウジング、タービン・ホイール、コンプレッサ・ハウジング、コンプレッサ・ホイールとドライブ・ギヤではなく後ひとつ加えるなら、ウエスト・ゲート・バルブが正しい答えとなります。
以上