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2Gシャシ問題04(電子制御式AT)関連問題その2

問題

トルク・コンバータの性能に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①トルク比は、速度比がゼロのとき最大である。

 

②カップリング・レンジにおけるトルク比は、2.0~2.5である。

 

③トルク比は、タービン軸トルクをポンプ軸トルクを除して求めることができる。

 

④速度比がゼロからクラッチ・ポイントまでの間をコンバータ・レンジという。

 

 

解説

トルクコンバータの性能は次の図を見て考えましょう。

 

トルク比

 

①トルク比は、速度比がゼロのとき最大である。
正しい文である。このときのトルク比をストールトルク比といい、だいたい1.7~2.7位である。

 

②カップリング・レンジにおけるトルク比は、2.0~2.5である。
これは間違った文章である。
クラッチポイントより右をカップリングレンジといい、そのときのトルク比は2.0~2.5ではなくトルク比は1.0である。

 

③トルク比は、タービン軸トルクをポンプ軸トルクを除して求めることができる。
この文章は正しい文章である。
入力軸のトルクで出力軸のトルクを割ったものをトルク比という。

 

④速度比がゼロからクラッチ・ポイントまでの間をコンバータ・レンジという。
この文章は正しい文章である。
速度比ゼロからクラッチポイントをコンバータレンジといい、クラッチポイントより後をカップリングレンジという。
コンバータレンジではトルクの増大があるがカップリングレンジではトルクの増大はなく、トルク比は1である。

 

 

解答 ②

 

 

 

図の参照元:
https://www.google.co.jp/search?q=at%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BF&sa=X&rlz=1C1VFKB_enJP610JP612&espv=2&biw=1280&bih=852&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ved=0CDAQsARqFQoTCNrNkNf15MgCFaMYpgod4ekNzg#tbm=isch&q=%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E6%AF%94&imgrc=PwojjaUvvTsFkM%3A