シャシ問題 一覧

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シャシ問題05

問題05

CAN通信システムに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

①CAN_H、CAN_L とも2.5Vの状態をレセシブとよび、 CAN_H が3.5V、CAN_L が1.5Vの状態をドミナントとよんでいる。

②CAN通信システムは、CANバス上のデータを必要とする複数のECUが同時にデータ・フレームを受信することができない。

③”バス・オフ”状態とは、エラーを感知した結果、リカバリが実行され、エラーが解消されて通信を再開した状態をいう

④一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続され、耐ノイズ性にも影響はないが、ダイアグノーシス・コードが出力されることがある。

 

 

 

解答 ①

 

 

解説

①は正しい文章である。
CANは耐ノイズ性の強化を考慮して設計され、相互接続された機器間のデータ転送に使われる規格。
通常は2本の通信線から成り、電圧の差動によって信号が送信される。双方の線にいくらかの電圧が加わっても電圧の差には大きな変化がないので、ノイズに強いという性質がある。

②CAN通信システムは、CANバス上のデータを必要とする複数のECUが同時にデータ・フレームを受信することができる。ただし、データには優先順位を決めて受信するようになっている。

③バス・オフ状態とは、エラーを感知した結果、リカバリが実行され、エラーが解消されずに通信を停止した状態を言うをいう。とすれば正しい文章になる。
この場合もダイアグノーシス・コードが出力されることがある。

④一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続され、耐ノイズ性が低下する
とすれば正しい文章になる。

 

 

CANについては非常に情報が多いので非常に詳しく説明したサイトがありますのでこちらでじっくり勉強してください。

http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/kw/can_basic.html

http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/kw/can_basic.html

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シャシ問題01

問題01

油圧式パワー・ステアリングのベーン型オイル・ポンプに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

①ハンドルの操舵抵抗が大きくなるとオイル・ポンプの吐出圧力(負荷)も増大する。

②吐出圧力により軸受に掛かる荷重が平均化されるので、バランス型オイル・ポンプとも呼ばれている。

③規定値以上の送油量及び送油圧力にならないように、フロー・コントロール・バルブ及びプレッシャ・リリーフ・バルブを備えている。

④オイル・ポンプの吐出量が規定値以上になると、オイル・ポンプからのオイルはすべてコントロール・バルブへ送られる。

 

解答 ④

 

解説

④が不適切な解答となっています。
それは「吐出量が規定値以上になると、オイル・ポンプからのオイルはすべてコントロール・バルブへ送られる」となっていますが正しくは「吐出量が規定値以上になると、オイル・ポンプからのオイルはフロー・コントロール・バルブを介してリザーブタンクへ戻されます」が適切な解答となります。

①正解文ですが、「操舵抵抗が大きくなるとオイル・ポンプの吐出圧力(負荷)も増大する」だけだと完璧な文章ではなく、際限なく吐出圧力が増大すると故障の原因となるため規定値以上にならないようにプレッシャ・リリーフ・バルブが設けられている。

②1回転当たり2回分のポンプ作用を行うため吐出圧力により軸受に掛かる荷重が平均化され、バランス型オイル・ポンプと呼ばれることもある。

③そのまま適切な文章です。油量と油圧をフロー・コントロール・バルブ及びプレッシャ・リリーフ・バルブで適切にコントロールしている。

 

 

以上