エンジン01関連問題その4
ピストン・リングのスカッフ現象に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
①カーボンやスラッジ(燃焼生成物)が固まってピストン・リングが動かなくなる現象をいう。
②ピストン・リングがリング溝と密着せずに浮き上がる現象をいう。
③シリンダ壁の油膜が切れてリングとシリンダ壁が直接接触し、リングやシリンダの表面に引っかき傷ができる現象をいう。
④ピストン・リングの拡張力が小さいほど、ピストン・リング幅が厚いほど、また、ピストン速度が速いほど起こりやすい。
解説
① ピストン・リングが動かなくなる現象はスティック現象である。
② リング溝と密着せずに浮き上がる現象はフラッタ現象である。
③ 油膜が切れて、リングとシリンダ壁が直接接触しリングやシリンダ表面に引っかき傷ができる現象は問題のスカッフ現象である。
④ ピストンリングの拡張力が弱く、リングの幅が厚く、ピストン速度が速いと起きる現象はフラッタ現象である。
解答 ③