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2Gエンジン問題03コンロッドベアリングの関連問題その4

コンロッドベアリングの関連問題その4

 

コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

 

①アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに40~50%のすずを加えた合金である。

 

②クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり,熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。

 

③アルミニウム合金メタルですずの含有率の低いものは、高いものに比べてオイル・クリアランスを大きくする必要がある。

 

④トリメタル(三層メタル)は、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し,その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をメッキしたものである。

 

 

 

解説

①アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金である。
このように変更すると正しい文章となる。

 

②クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり,熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。
このように変更すると正しい文章になる。

 

③アルミニウム合金メタルですずの含有率の高いものは、低いものに比べてオイル・クリアランスを大きくする必要がある。
このように変更すると正しい文章となる。

 

④適切な文章です。

 

このような文章の問題は正確に理解することが一番いいのですが、時間がないとか、頭の中がごちゃ混ぜになって解らないという時は上の文章のように正しい言葉に置き換えて、正しい文章を何度も読み返すといい。

何度も読み返した後、数値や言葉を置き換えた文章を読むと違和感を感じるようになります。
違和感を感じたときは間違っている文章ということになります。

 

解答 ④

 

 

 


2Gエンジン問題03コンロッドベアリングの関連問題その1

コンロッドベアリングの関連問題その1

コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

 

①アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の低いものは、高いものに比べてオイル・クリアランスを大きくする必要がある。

 

②トリメタル(三層メタル)は、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

 

③アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに40~50%のすずを加えた合金である。

 

④クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。

 

 

 

解答

 

①これはすずの含有率が低いものではなく高いものとすると正しい文章になる。

なぜすずの含有率が高いものはオイルクリアランスを大きくする必要があるのか、それは、すずの含有率の高いものはなじみ性や耐摩耗性には優れているが、熱膨張率が大きいので、オイルクリアランスを大きくしないといけないのである。

 

トリメタル(三層メタル)は、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

これは正しい文章でその通りである。

 

③アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに1020%のすずを加えた合金である。

とすれば正しい文章となる。

 

クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。

これはクラッシュハイトが小さい場合である。

逆に大きすぎる場合はベアリングが波打って局部的に強く接触し、ベアリングの早期破損の原因になる。
クリアランスの測定はプラスチゲージと呼ばれる細いプラスチックの糸のようなものをジャーナルとベアリングの間に挟んで規定トルクでキャップを締め付けてそのゲージの圧縮状態で隙間を確認できる。おおよそ5μm位だと思えばよい。

 

 

解答 ②


エンジン問題03

問題03)コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

①トリメタル(三層メタル)は、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

②アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに40~50%のすずを加えた合金である。

③クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。

④アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の低いものは、高いものに比べてオイル・クリアランスを大きくとる必要がある

 

 

 

正解 ①

 

解答

①が正解でトリメタルは、メインメタルやコンロッドベアリングなどの高い荷重を受ける部分に使用され、鋼製裏金にケルメット・メタル(銅・鉛(20-50%)合金)を焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたもので、ケルメットメタルの機械的強度を生かし、その欠点でもあるなじみ性、埋没性のわるさなどを鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金により補ったものです。

②アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに10%~20%のすずを加えた合金である。

③クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので焼き付きなどを起こす原因となる。

④アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の高いものは、低いものに比べてオイル・クリアランスを大きくとる必要がある。

 

以上