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工学・整備機器問題01(自動車材料)の関連問題その1

問題

合成樹脂と複合材に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①FRM(繊維強化金属)は、エンジンのピストンやコンロッドの一部に使用されている。

②FRPのうち、GFRP(ガラス繊維強化樹脂)は、不飽和ポリエステルをマット状のガラス繊維に浸透させて成形したものである。

③熱硬化性樹脂は、加熱すると硬くなり、急激に冷却すると軟らかくなる樹脂である。

④熱可塑性樹脂は、加熱すると軟らかくなり、冷えると硬くなる樹脂である。

 

 

解説

①FRMとは?
アルミニウムやチタン中に,強度や弾性が優れたボロン,タングステン,アルミナ,炭化ケイ素などを繊維状に複合した材料。
FRMは軽量で、耐摩耗性、耐熱性に優れているのでコンロッドやピストンに用いられている。

②FRPはガラス繊維に不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂を樹脂を脱泡しながら多重積層していくことが多い。エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂を使用する場合もある

③熱硬化性樹脂とは?
プラスチックは一般に加熱すると軟らかくなり加工出来るようになるが、そのまま加熱を続けると化学反応を起こして硬化するプラスチックを熱硬化性樹脂と言う。
一度硬化した熱硬化性樹脂プラスチックは、再度加熱をしても、変形・溶解、軟化しない特性を持っています。

④熱可塑性樹脂とは?
加熱することで軟化し成形できるようになり,冷却すると固化する特性がある樹脂。
冷却だけで固化するため成形速度 が速くコストが安い。

 

 

解答 ③