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2Gシャシ問題02(ベルト式無段変速機)の関連問題その1

問題

ベルト式無段変速機(CVT)を用いたロックアップ機構付き電子制御式ATに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

①プライマリ・プーリ及びセカンダリ・プーリには、それぞれ傾斜面をもつシャフトと可動シーブ及び可動シーブ背面に油圧室を設けている。

 

②スチール・ベルトは、エレメントの引っ張り作用によって動力が伝達されている。

 

③プーリ比(変速比)は、プライマリ・プーリの可動シーブ背面の油圧室に油圧を掛け、プーリの溝幅を変化させることで制御している。

 

④スチール・ベルトは、多数のエレメントと多層のスチール・バンド2本で構成されている。

 

 

 

解説

前後のプーリの径の変化により回転が変速する。
そのプーリの径を変化させるのは油圧によりプーリの幅を変えている。
また、スチールベルトは多層のスチールバンドに多数のエレメントを並べてそのエレメントをプーリで圧力を掛け回転を伝えている。

 

CVT

 

ゴム式とスチール式の大きな違いはゴム式がゴムとプーリの摩擦力と張力を利用しているのに対し、スチール式はコマと呼ばれるエレメントとプーリの押力により動力を伝えている。

問題で①、③、④ は正しい文章です。

 

 

解答 ②  不適切な文章です。

 

 

画像参照:http://tirenaviosaka.blog.fc2.com/blog-category-3.html

 

 

 


シャシ問題02

問題02

CVT(スチール・ベルトを用いたベルト式無段変速機)に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

①スチール・ベルトは、多数のエレメントと多層のスチール・バンド1本で構成されている。

②スチール・ベルトは、エレメントの引っ張り作用によって動力が伝達されている。

③プライマリ・プーリに掛かる作動油圧が低いときは、プーリの溝幅が狭くなるため、プライマリ・プーリに掛かるスチール・ベルトの接触半径は大きくなる

④コントロール・ユニットは、車両走行状態に適したプーリ比(変速比)となるようにプライマリ・プーリの可動シーブ(油圧室)に掛かる作動油圧を制御している。

 

 

解答 ④

 

 

解説

①正しくは「スチール・ベルトは、多数のエレメントと多層のスチール・バンド2本で構成されている。」

②正しくは「プーリーからの駆動力はスチール・ベルトにびっしり配置され、隣り合ったエレメントからエレメントへの圧力として伝達されその圧縮作用によって動力が伝達されている。」

③正しくは「プライマリ・プーリに掛かる作動油圧が低いときは、プーリの溝幅が広くなるため、プライマリ・プーリに掛かるスチール・ベルトの接触半径は小さくなる。」

④ 正解

 

以上